保有特許

ワイヤーリガチャー

特許第6183937号 | 平成29年8月4日 登録

ワイヤーリガチャー は、マウスピースとリードで発生した振動源をネックコルクによって吸収をされる前に、リガチャーによってネックに 「橋渡し」するアイディアを考案しました。

 

そして振動源を減衰させずに直接伝達するため、金属線を一度も切断せずにベンディング加工を施し、コイル状に巻き上げる構造にし振動源を多くキャッチし遮断することなく楽器本体に伝達いたします。またなるべく鋭角を作らず丸みを帯びた形に加工することで滑らかな振動伝達を作り出します。

 

以上のことで、音量の増大と音質の変化を実現する新発想のシステムの構築致しました。現在は素材・メッキ加工によって1サイズ 6バリエーションのワイヤーリガチャーをご提供しております。


レゾナンスブリッヂ

特許第6126296号 | 平成29年4月14日 登録

 存続期間満了日(2036/11/13)

レゾナンスブリッチは、マウスピース・リー ド間に生じた振動をダイレクトにキャッチしてネックに伝えるシステム です。

 

既存のリガチャーとリードの間に挟み込んで固定すること振動源をネックコルクに吸音・減衰されることなく楽器本体まで橋渡しする構造です。

 

その新発想システムを生かして、レゾブリガチャー2ndを商品化しました。レゾブリガチャー2ndは、振動伝達に加え、材質特性を活かした自身のパーツのカスタマイズによって、プレイヤーがオリジナリティ溢れる音色の追求を可能にする新発想リガチャーです。

 

また近年のリガチャーの高騰に伴い、安価で振動伝達を体感できる、ReZoを発売開始し、レザーベルト・金属ベルトの種類にて販売をしております。

こちらの特許を用いたリガチャー

  • レゾブリガチャー2nd
  •  ReZo リガチャー

楽器用リガチャー (可変4点式ネジ角による必要最小面積でのリード固定法)

特許第6442658号 | 平成30年11月30日 登録

マウスピースとリード間にギャップを可能な限り減らし、しっかりと密着させるべくネジ角での固定法により振動が安定して作られる構造を確立しました。

 

リードと接すると4点のネジ角は、リード自体にめり込む様な構造となっております。これまで理想的な密着が固定がされていなかったリガチャーにおいて根元より固定されることで、振動の安定性を増加させることが出来ます。

 

その結果ピッチの安定性が増し、芯のあるハッキリしたサウンドへと音質改善されます。よって上記の技術を用いて、弊社ではアトラリガチャー2nd、レゾブリガチャー2nd、そして2ndのジュニア版であるアトラリガチャーを製造致しました。

こちらの特許を用いたリガチャー

  • アトラリガチャー2nd
  • レゾブリガチャー2nd
  • アトラ / ReZo リガチャー

最高峰の環境から生まれたアイデア

上記の特許を発想・具現化したのはMusic Office Bop Wind 代表であり、サックスプレイヤーの熊谷駿です。

 

製作に至ったきっかけは、渡米後、自分のサックスの音量や音の太さという点でアメリカ人にどうしても勝る事ができないという壁を感じました。

 

かねてより高専時代に培った技術と知識より「振動の伝達」に関する知識を持つ中で、マウスピースとリード間で生じる振動を生かすことは出来ないであろうかと考えておりました。

 

そこで楽器本体に振動源を直接伝えることで上記の問題を解決できるのではないかと起案し、構造や金属素材、伝達方法など様々な試作を重ね、遂に振動源の伝達をリガチャーによって楽器本体に伝達することに成功しました。

 

彼の発想は、アメリカの音楽大学を代表する、バークリー音楽大学・ニューイングランド音楽院の一流教授陣からも新しいアイディアであると高評を得ており、特許庁よりその独創性が認められ以下の特許取得に成功しました。

また発明協会主催のみやぎ発明くふう展では、一般部門では唯一の佳作にも選ばれ、期待の製品として注目を浴びております!

熊谷 駿

熊谷 駿 - Shun Kumagai -

日本有数のサックスプレイヤーとして、コンサート演奏やテレビ出演など国内で精力的に活動を行っている。

 

ジャズ・ポピュラー音楽の名門大学である「アメリカ・バークリー音楽大学」と「アメリカ・ニューイングランド音楽院」を優秀な成績で卒業。音楽学士・音楽修士を取得。

 

ジャズサックスを Jerry Bergonzi氏、Bill Pierce氏、クラシックサックスを Kenneth Radnofsky氏に師事し、現在ジャズ・クラシックの両面から研究・演奏を行っている。